【スタッフブログ】音楽から紐解く自然との調和① | ナチュラル・ハーモニー
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宅配より

宅配より

【スタッフブログ】音楽から紐解く自然との調和①

2019.07.10

こんにちは。
ナチュラル・ハーモニーの宅配 石川です。

先日私が通うピアノ教室の発表会がありました。
発表会の1ヶ月前くらいからは寝ても覚めても演奏する曲が
頭の中で流れていましたが、やっと終わって一息ついています。

ピアノを始めたのは大人になってからなのですが、
実は作曲を習っていたこともあるくらいの音楽好きです。

音楽は聞いて楽しむものという認識が日本では一般的ですが、
学問としても大変面白く、空気の振動という自然現象を利用した
芸術である音楽は、「自然との調和」を理解する上でもとても
助けになると思います。

ということで今回のテーマは「音楽から紐解く自然との調和」です。
ご興味がありましたらぜひお読みいただけますと幸いです。


○音楽という文字の語源

音楽という文字は読んで字のごとく音を楽しむことを
意味すると思っている方が多いと思いますが、実は違います。

音という字はそのまま物を叩いたり楽器を弾いたりした時に
発生する音、英語で言うサウンドを表しますが、
楽(樂)という字は「ドングリをつけた木を表した象形文字である」
という説が有力です。

そもそもは樂という文字単体で音楽を意味していました。
「たのしい」という意味の方が後付なのです。

このドングリをつけた木は神事の時などに鳴らす
神楽鈴の元になったものです。

古来より神事は天災などの厄除けや豊作祈願などとしても
行われていましたが、一番重要とするところは、
「神様との結びつきを強くする」ために行われていました。

現代人には想像が付きにくい感覚ではありますが、
昔の日本人は神様との縁を明確に認識して
いたのだと思います。

そして「神様」とは、学問の神様として有名な天満宮の
菅原道真公といったように、人を神様として奉った例も
多分にありますが、日本ではご神体が山や木と言った
自然そのものである場合も多いです。

ご神体とされる山で最も代表的なところで言うと
富士山が そうですし、東京の高尾山、神奈川の
箱根山など 枚挙にいとまがありません。

つまるところ古代日本においては音楽そのものが
「神との結びつき」=「自然との調和」を行う手段で
あったともいえると思います。

海外で似た価値観の音楽といえば、
ハワイの「フラ」があげられます。
フラも神様・自然への感謝の気持ちと祈りが
込められた音楽と言われています。

ちなみに神へ祈る音楽としての代表ともいえる
日本の「雅楽」ですが、雅楽は1200年以上の歴史を持ち、
世界最古のオーケストラ(合奏音楽)と言われています。

○ミュージックの語源

音楽を意味する言葉は、
アメリカやイギリスではもちろん、
ヨーロッパでも大体「Music」に近い
スペルが用いられています。

発音も「ムジク」や「ムジカ」などと言った
「ミュージック」に近い形で 音楽を表します。

語源はギリシア神話の「ミューズ(女神)」です。
ミューズを語源とする言葉はさまざまあるのですが、
音楽や詩を意味するムーシケー(mousike)という
ギリシア語がMusicの直接の語源となっています。

西洋の音楽へのアプローチは日本やハワイとは
ちょっと違います。

現代の一般的な楽曲(クラシックやジャズ、ロック、
ポップスなど)はそれぞれの音楽理論に基づいて
作曲されていますが、その起源は古代ギリシアに
さかのぼります。

古代ギリシアでは自然を計測する学問として、
算術(計算等)、幾何学(図形や模様)、天文学、
そして音楽が設定されました。

これをクアドリウィウム<quadrivium>(4科)と言います。

音楽はこのクアドリウィウムのひとつであるというわけです。
かなりアカデミックに自然を分析しようという試みと
言えると思います。

○ハーモニーの語源

私たちの社名であるナチュラル・ハーモニーにも
使われているハーモニー(harmony)も語源はやはり、
ギリシア神話の女神「ハルモニアー」からきています。

ハーモニーの意味は、
一般的には物事の調和ですが、
音楽でハーモニーというと違ってきます。

日本では単純に音を2以上を重ねた時の響きも
ハーモニーと言いますが、厳密に音楽的にハーモニーを
日本語に訳すと「和声(わせい)」となります。

ちなみに単純に音を重ねた(同時に鳴らした)時の響きは
和音(わおん)と言います。英語ではコードです。

音楽に詳しくない方でも「ギターのコード」とか良く
言ったりしますので、この言葉を聞いたことが
ある人は多いのではないでしょうか。

そして和声とは和声学という学問のことも表します。
和はそのまま足し算、声はそのまま人の声です。

学校の音楽の授業の時、
合唱で「ソプラノ・アルト・テノール・バス」に
声の高さで分かれて歌いましたが、それぞれが自分
勝手に歌っていては美しい響きになりませんよね。

この4人がどうやって歌えば美しい響きになるかを
勉強する学問が和声(ハーモニー)です。

今回は分かりやすく4人と書きましたが、
2人以上いれば音の重なりが生まれるので
和声として成立します。

勉強するときは基本的にピアノを使います。
声の代わりにその他の楽器を使っても和声のルールの
とおりに音楽を奏でればもちろん美しい響きになります。

小さなピアノの曲も、オーケストラで多人数で
大合奏をするような曲も、クラシックに分類される
曲の多くはかなり厳密に和声学のルールに則って
作られています。

「音楽は自由に表現するもの」とよく言われますが、
クラシックの和声学の決まりはかなり厳しいもので、
例えば、『このシチュエーション場合は「シ」の次は
必ず「ド」を鳴らさなければならない!他の音へ
行ってはダメ!』

と言ったような禁則事項をひたすら覚えて、
課題曲を書いて、弾いて、聞いて、その様式を
身に付けるといった勉強のしかたになります。

ハーモニーとは、今、同時に鳴らす音(和音)の
美しさだけでなく、過去から受け継いだ音を
その次にどの音をつないでいくかが重要になるのです。

これは別に音楽に限らず、
普段の暮らしにも当てはまるのではないでしょうか。

畑や作物に農薬や化学肥料を使えば野菜も早く育ち、
一時的には収量も増えますが、虫や病気の発生や
肥毒層の形成など、土が本来持つ機能が死んでいって
しまうとも言えると思います。

今、マイクロプラスチックが大きな問題となっていますが、
やはりこれも今だけの便利さにとらわれて、
自然に還すという視点を持っていなかったため
問題となってしまった典型的な例ではないでしょうか。

音楽を学んでいると、
今鳴っている音を次にどのようにつないでいくかを
とても意識しますが、日常の中でも今行っていることが
未来にどうつながって行くのかを考えて暮らすことは
ほんとうに大切な事なのではないかと思います。

次回は簡単で有名な楽曲を取り上げながら音楽を
構成する要素について書かせていただきたいと思います。

ナチュラル・ハーモニーの宅配 お客様サポート 石川 裕貴

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