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ナチュラル・ハーモニーのこと

暮らし

新しい暮らし「ハーモニックライフ」

2023.10.25

 

ハーモニックライフとは
自然と調和して暮らすこと

「ハーモニックライフ」とは、自分も自然の一部と認識し、自然の流れや変化に身をゆだねて順応しながら、なるべく自然な食べ物、衣服、住まいのアイテムを暮らしに取り入れ、自分の感覚を大切にする、自然と調和した暮らしのあり方です。

ハーモニックライフは3つの主な特徴があります。

1つ目は、「なるべく自然な衣食住を選ぶこと」。

例えば、食材は自然栽培で育った米・野菜や、それらを原料にした調味料などの加工食品を選びます。その理由は、一般的に売られている食材に比べ、味わい深くて食べた時の満足感が高く、そして人工で作られた化学的な要素が無い分カラダに馴染み、食後のカラダへの負担も少ないから。そして、そのような自然素材のものは、作る過程での環境負担が少なく、地球にやさしいからです。食以外の衣類や暮らしのアイテムも同じで、化学的な処理が行われていない自然のものをまとい、そんな環境で暮らすことを提案しています。

2つ目は、「自分の感覚とその変化を大事にすること」。

1つ目の特徴だけだと、一見するとストイックな自然食志向や「丁寧に暮らす」の延長のように思われるかもしれませんが、じつは「これはダメ」ということがないこともハーモニックライフの大きな特徴です。自分自身のその時々の気持ちや調子に合わせて「今日は疲れたからたまには外食ですまそう」「今日は旬の大根が美味しそうだから自炊しよう」など、自分の素直な気持ちに対して、無理をしません。

頭で考えたルールではなく、自分自身のそのときの感覚を大切に、物事を判断することをハーモニックライフでは尊重しています。
 

3つ目は、「自然やまわりの人に敬意をもち尊重すること」。

自分は自然の一部、まわりの人も自然の一部です。自分を大事にすることはもちろんですが、同時に大きな自然の一部であることも意識し、自然環境への影響にも思いを馳せる。その小さな単位が家族であり、友人関係であり、少し広がると、学校や会社、地域コミュニティなどです。まずは身近な人の感性も尊重し大切にすることから始めます。もちろん自分自身も我慢はせずに、自分の感性も他者も尊重します。その上でバランスがとれていることが大切だと捉えています。

 

はじまりは「自然栽培」という農法
野菜が育つ法則を人間の暮らしにも

ハーモニックライフは「自然栽培」という栽培法から生まれました。自然栽培とは、大地の調和を乱さないために肥料や農薬などの人為的コントロールをしない栽培方法です。野菜や果物、お米も、栽培には農薬や肥料を使うことが常識とされてきましたが、自然栽培は約九○年前、一部の生産者からはじまり年々取り組む生産者が増えています。今もまだ流通量は少ないですが、ネットや一部自然食品店で手に入るようになりました。有機栽培は、動物の糞尿や油かす、ぬかなどの有機質肥料や場合によって有機JAS法で認可された農薬を使って栽培する農法ですが、自然栽培では、それら有機肥料や認定農薬なども全く使いません。


自然栽培では、農地で虫や病気が発生する原因は「肥料」だと考えています。一般的な農業では、農作物をより早くより多く、そして安定的に育てるために肥料や農薬を使っています。しかしその行為は自然界にとって不自然なもので、自然のバランスをもとに戻すために虫や病気が発現するという悪循環を招いています。つまり、自然界に人間のコントロールが介在すると、作物はスムーズに生育しないということ。そして自然界の秩序を乱せば、必ずもとに戻ろうとする現象が起こる。そんな自然界の仕組みを知り、肥料も農薬も使わない自然栽培と同じように、私たち人間も、何か特別なものに頼らなくても健やかに生きることができるのではないか、と自然栽培から学んだいのちの仕組みを自分たちのカラダに重ね、暮らしに落とし込んだものが「ハーモニックライフ」です。

  

感覚を信じ、自分という
自然を信頼して生きる

ハーモニックライフでは、当たり前とされている常識や情報に流されず、自分にとって心地よいと感じる感覚や、自分のからだの反応、こころの声を優先します。いまの私たちは化学的な根拠があるものが絶対で、それに基づいた選択をすることが当たりまえです。たとえば食事ひとつとっても、「豆乳はイソフラボンがお肌にいいから飲む」「野菜はビタミンが豊富だからいっぱい食べる」「腸内環境に良いからヨーグルトを食べる」というような、栄養学ベースで日々の食事をとっている人が多いと思います。しかし、このような健康情報は次から次へと新たな説が生まれ、そういった情報を自分の中の指針にしてしまうと、混乱して何が正解なのか分からなくなってしまいます。

そもそも私たちには「五感」という感覚が備わっています。五感は、「自分を知るセンサー」。五感から感じた「心地よい」や「不快」という判断から、感情が生まれます。

例えば、食事をしたときに美味しい(味覚)と感じると嬉しく(感情)なったり、嫌なにおいをかいでくさい(嗅覚)と感じると不快な気持ち(感情)になったりしますね。このように感情とは感覚に付随したものでもあります。

自分の感覚に従うことは、自分で判断し選択できるようになるということ。そうすると次第に自分軸ができていきます。そして、感情もむやみに乱れることなく、自然と自分が生きやすい環境になるのではないでしょうか。そうやって感覚に意識を向けていけば、科学的なエビデンスを求めずとも「自分には何が必要か」が次第に分かってきます。私たち人間も自然の一部。そして、自分の感覚に従うとは、簡潔に言えば自分という自然を信頼するということと言えます。

とはいえ、自然のものと、人工のものは、まるで心地よさが違います。自然栽培の食材や、自然素材の衣類、天然の材木など、それらに一度触れ合えば「自然の心地よさ」を肌で感じることができますが、触れないことには比較のしようがないので、自然素材に触れるということはとても重要なことだと思います。そして、その心地よさを判断軸に暮らすことで、次第に感覚が育っていきます。

善いか悪いかではなく、
自然か不自然か

自然界は、「善い、悪い」というものはありません。起きた出来事が人間にとって都合が良ければ善、都合が悪ければ悪と、人が勝手に判断しています。しかし、自然界で起こることはすべてバランスを保つためだとしたら、人が勝手に善悪をつけることは早とちりかもしれません。地球に住む多様な生き物たちは、善悪もなく自然界の秩序の中で共存しあっています。私たちができることは、それらを手本に「自然か、不自然か」を見極めて、できるだけ不自然を減らし、自然の状態を保つ選択をすることです。自然と調和した暮らしと言うと、自然の中で暮らすことや、農家を始めることと思われがちですが、都会に住む人もどんな人でも、今いるその場所でこの瞬間から始められます。自分という自然、まわりの自然を尊重しながら、無理のない自然な流れ、状態であるかどうかを感じ取ることが「ハーモニックライフ」の核です。

あなたはこれからどんな暮らし方をして生きていきたいですか?頭にある今の常識を外して、心の声を聞いてみてください。そして、善いか悪いかをジャッジせずにまずはいろんなものを感じ、受け取ってみてください。自然と心地よい暮らしになっているかもしれません。

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