つくり手紹介
2019.02.12
お米の乳酸醗酵飲料「PUKU」
見た目はなめらかな甘酒という感じのPUKU。麹の甘い香りがふんわりと漂う、とろりとした口あたりの飲みものです。
PUKUがつくられているのは、千葉県神崎町の寺田本家。330年以上の歴史をもつ酒蔵です。先代の故 寺田 啓佐さんが婿入りした翌年からお酒の売上げが落ち始めた寺田本家。蔵を支えるべくハードワークを重ねた啓佐さんは入院し、病床で反自然・不調和の積み重ねが心身のバランスを崩したのだと悟ったそうです。以後、自然の摂理に学び生命力のある百薬の長たる本来の日本酒を目指し、寺田本家は柔軟な発想での酒づくりに取り組むようになりました。お酒に使う原料米はすべて農薬不使用、水は蔵内の井戸からくみ上げた地下水、種菌は蔵内に生息している麹菌を採取し、自家培養して使っています。玄米を使った酸みの強いお酒や10年以上寝かせたお酒、室町時代の菩提(ぼだい)もとづくりのお酒など、聞いたことのないようなワクワクするようなお酒を届け続けています。
先代の啓佐さんがお客さまを蔵に案内した際、生もとづくりのスターターとなる酒母を味見していただいたところ、その美味しさにとても驚かれたそう。自身が下戸だったこともあり、啓佐さんはお酒が苦手な人や子どもにも飲める醗酵飲料をつくろうと形になったものがPUKU です。
今回は、そんな寺田本家を訪問しPUKUの製造を特別に見せていただきました!
洗米して水に浸漬した自然栽培のお米を、大きな釜にのせた甑(こしき)という大きな蒸籠に入れていきます。
布で蓋をしてお米を蒸します。直径2メートルほどの甑から上がる湯気は迫力満点!
蒸し上がった熱々のお米を木桶に移し、手早く麻布に広げていきます。素手で手早く蒸し米を均一に広げて、適温まで下げます。この時点でも湯気がもくもく上がっています。
冷ました蒸し米と米麹をタンクに入れて混ぜ合わせ、タンクを冷蔵庫に入れます。低温でゆっくり醗酵させ、熟成を確認してPUKU の完成!
お酒づくりがベースになっているPUKU。日本酒を仕込む時と同様、蔵人の皆さんが真剣な表情で作業に取り組まれていたのが印象的でした。醗酵過程で酵母が働くとお酒になってしまうので、その手前の段階で、ゆっくりと甘みと酸みを引き出すのが難しいそうです。
「製品を通して、醗酵の素晴らしさ・美味しさ・楽しさをお伝えしていきたいですね 」と語る現当主の寺田 優さん。神崎町を「発酵の里」として、積極的に町づくりにも取り組んでいます。「嬉しき、楽しき、ありがたき」「何があっても笑っちゃう」。啓佐さんの教えは、優さんをはじめ街全体に受け継がれています。
甘酒よりも甘さは控えめで少し酸みがあるため、朝やお風呂上がりなどどんな時でもさっぱりといただくことができます。風邪など調子の悪い時などは特に染みます。腸内細菌との親和性か!と勝手に思い込んでいますが、そのくらい身体に溶け込むような感覚を得る飲みものです。
ただ今、PUKUのまとめ買いセール実施中!!
蔵人たちの経験と技が活きたPUKU を、ぜひお楽しみください。
「PUKU(プク)」
○製造:寺田本家(千葉県神崎町)
○内容量160ml
○原材料:うるち米・米麹
○定期宅配販売価格 ¥341(税抜本体価格)
○直営店・Webショップmai販売価格 ¥388(税込価格)
—————————————————————
「PUKU」は、以下でご購入いただけます。
■直営店舗
・ナチュラル&ハーモニック プランツ(横浜)
■webショップmai(PUKU製品ページ)
■ナチュラル・ハーモニーの宅配
※ナチュラル・ハーモニーの宅配では、会員様に特別価格にてご案内しています。
Previous
|