2019年 新年のご挨拶 | ナチュラル・ハーモニー
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未分類

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2019年 新年のご挨拶

2018.12.1

新年 あけましておめでとうございます。

昨年は、ナチュラル・ハーモニーが推進する自然栽培農産物や加工食品、および天然菌による発酵食品を軸にした自然と調和したライフスタイルをご理解いただき、生産者や作り手を、そしてわたしたちナチュラル・ハーモニーを支えていただき、誠にありがとうございました。

みなさまのお力添えで、また新たな年を迎えることができ、ナチュラル・ハーモニーのミッションが遂行できますことをあらためて御礼申しあげます。

 ナチュラル・ハーモニーの目指す世界、それは自然と調和した人生、そして家族、その集合体としての社会を創造することです。具体的には過度な医療費を必要としない社会、富を奪い合い、そしてそこから生まれる闘争のない社会を具現化することです。まさに病気・貧困・闘争で苦しむことのない「恐怖という呪縛」から解放された社会の創造です。

創業当時は、そんな戯言は社会では通じないと多くの人からアドバイスをもらいました。しかし私には私なりの勝算がありました。そう思わせてくれたのが自然栽培でした。自然栽培から見えてくる命の仕組みを学び、法則を感得し、それを人生に反映させ、自然に順応した生き方、暮らし方を具現化できれば新文明の創造も夢ではない。いずれ人間都合で歩んできた破壊型の産業資本主義は行き詰まり、人類はきっと新たな活路をそして価値観を模索しなければならない時代が到来する。その時に必要なプランを提案できる受け皿としての役割を果たしたいとナチュラル・ハーモニーを設立し、模索しながら歩んできました。

もちろん、その歩みは必ずしも平坦なる道のりではありませんでした。幾度となく理想と現実とのギャップに対峙しながら、ここ数年のなかでも福島の原発事故では、東日本の自然栽培農産物が風評により動かなくなり、目の前が真っ暗になった時もありました。その風評を打ち砕くためにあえて放射線量を計測する機械を購入し、ナチュラル・ハーモニーの自主基準を設け、片っぱしから計測し情報を開示することで活路を見出したこともありました。

そして近年、社会問題ともなった送料値上げの波も私たちをのみ込むには十分すぎるものでした。物流の仕事ゆえ、運送会社に頼らざるを得ない状況のなか、この送料の値上がりはダイレクトに影響し、特に個人宅配の会員さまの皆さまには多大なるご迷惑をおかけしてしまいました。その結果、ナチュラル・ハーモニーの屋台骨を支えてくれていた個人宅配の会員数も減少し、昨年は原発事故ショックの時以上に農産物を動かす量は減り、まさに代謝が低下した状態に陥っていました。

これまでも目の前に起きる困難を経るたび、それが次なる成長につながる糧として歩んできた30数余年。ただただがむしゃらに突き進んできたナチュラル・ハーモニーが次の段階に進むために、2018年はその困難を真正面から受け止め、そして一度立ち止まり、「これからのナチュラル・ハーモニーのあるべき姿」、「関わるスタッフの働き方」、「そして進むべく道」を考え、整理するとても大切な時間だったと感じています。昨年はその与えられし壁を乗り越えるために明け暮れた一年だったといえるかもしれません。

そのために打った手の一つが下馬本店の閉店でした。
トラックでの引き売りからはじまり、世田谷の下馬にて3坪ほどの店舗を構え、その後、同じ地で面積を広げ、飲食と連動したスタイルを模索し、現在の自然と調和した衣食住を提案するにあたってのベースとなった下馬店。ナチュラル・ハーモニーの原点ともいえるこの店を閉じるとは夢にも思いませんでしたが、目の前の壁を越えるために断腸の思いで決断いたしました。とりわけ創業当初から下馬店を支えてくださったお客様のことは気がかりでなりませんでしたが、スタッフの有志二人がその意思を継いでくれることになり、その心配は彼らによって埋めていただくことができました。

そしてもう一つ、壁を乗り越えるために今進めている事案が流通の一元化です。
荷物の運賃の負担を軽減するために流通の拠点を東京世田谷と千葉八街の2拠点で構えていた従来の仕組みを見直して、千葉八街の個人宅配拠点に一元化する方針を決めました。そして今年1年をかけて流通の仕組みを再編し、「乗り越えられない壁はない」をモットーに、私たちのミッションを果たすべく日々励んでいます。

と同時に、各方面の方々には業務再編において度重なるご迷惑をおかけすることになろうかと思いますが、何卒御理解のうえよろしくお願い申しあげます。

また、外部環境だけではなく、内部環境もスタッフの働き方をはじめ、スタッフ皆が持ち前の個性を活かしながら、そしてまたそれぞれの事情にも合わせながら、同じ思いを持った仲間たちと一緒に成長でき、力を発揮できる職場となれるような制度をみなで考え、とりいれたこともうった手のひとつです。

新年のご挨拶がいきなり所信表明のような話になってしまいましたが、昨年は一方で自然栽培、そして自然と調和したライフスタイルについてアルゼンチンの国営放送から取材を受けたり、JICAを通じてキルギス共和国からレクチャーを依頼されたり、海外からのオファーが目立ったうれしい一年でもありました。

また、昨年は写真にありますように俳優の松山ケンイチさんからお声がけいただき、幾度となくお会いする機会がありました。彼自身が自然栽培に大変興味を持たれ、実際にご自分で栽培したいとのことでいろいろ知りたいことがあってのことだと思います。そんなやりとりのなか、彼の提案で雑誌の企画で対談をすることになり、横浜のナチュラル&ハーモニック プランツと長野安曇野の自然栽培生産者さんの畑でそれぞれ2回に分けて対談をいたしました。

対談をはじめる冒頭、彼はこう口火を切りました。

「僕たちは食品を買うときに自分で選んでいるつもりが実は選ばされているような気がする。」
「自分の意思で動いているようで、実は動く歩道に乗らされてどこかに連れていかれている気がして、危機感を感じ出している。」
そして、「これからは自分で選ぶ『ものさし』を持ってモノを選ぶようにしないと、これからの人類まずいんじゃないか?!」と。

彼の発想はわたしもその通りだと思いますし、彼だけでなく、多くの方々が年を追うごとに気が付き出しているように思います。そして、彼の発するメッセージが数多くの方々の五感に届くことを願ってやみません。

とはいえ、判断しようにも判断するうえでの必要な情報が開示されていないのが現状であり、問題点です。

誰がどんな意思で何のために何を使ってどのように生産されているのか?

消費者が何を基準にモノを選ぶかは、その人の権利として尊重すべきことですが、人が健全に生きていくうえで必要な情報はほとんど開示されることのない社会状況のなか、ナチュラル・ハーモニーでは分かりうる全ての情報を開示し、消費者のみなさまの判断を仰いできました。

彼のように現代の状況に疑問を感じ出し、自ら情報を収集し、自らの判断の軸をもとにアクションをおこす人々がどんどん増え、どの産業も情報を包み隠さず開示することが当たり前の社会になるよう私たちも働きかけていく所存です。

実際、私たちの扱う商品はともすれば世間からは特別なモノと捉えられがちですが、実は本来誰もが普通に口にすべき食材であり、身に付けるモノであり、住むべき空間だと思っています。

その本来あるべき衣食住にむけて、2019年も私たちの歩みは続きます。そしてこの仕事をさせていただける喜びをかみしめながら精進してまいります。

今年は新たなる年号がはじまる節目の年でもありますし、たちはだかる壁を乗り越え、新たなるステージに向かいたいと思っておりますので、2019年も変わらぬサポートをお願いして新年のご挨拶にさせていただきます。 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

株式会社 ナチュラル・ハーモニー
代表取締役  河名 秀郎

 

 

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このコラムを書いた人

河名 秀郎(ナチュラル・ハーモニー代表)

1958 年東京生まれ。大学卒業後、会社員を経て農家で1 年間の研修を受ける。その後ナチュラル・ハーモニーを設立し、自然栽培の青果販売を始める。スーパーやレストランなどへの卸売業・自然食品店・自然食レストランを手がける。生産者および消費者に向けて各種セミナーを主催。自然の摂理から学ぶ生き方・暮らし方の普及に力を注ぐ。

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