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ナチュラル・ハーモニーでは100名を超える自然栽培の生産者と契約しており、加工食品や生活用品も合わせた全ての取り扱い商品は3,000点を超えます。その全ての商品においてつくり手の想いをそのままお客さまにお届けすることを、品質管理の基本と考えています。
ナチュラル・ハーモニーで取り扱う商品は、全て「自然であること」を大切にしていますがそれだけにとどまりません。食品であれば添加物を使用すれば安く安定的に製造できますが敢えて自然のものだけを使用し、さらに味や食感にもこだわります。衣類であれば、化学繊維を使用すれば丈夫な製品を大量に製造できますが、私たちは原料の栽培方法はもちろん染料や製法、使い心地まで追及します。単に栽培方法だけにこだわるだけでなくつくり手のオリジナリティが形になっており、もはやアート作品ともいえる全ての作品に対して、つくり手のこだわりが損なわれないように、丁寧に扱うのはもちろん、時には手を加えながら、心を込めてお届けすることを心がけます。
野菜や果物は産地から届き次第すぐに品目に合わせた温度環境に保管します。冷蔵庫に入れるにしてもそれぞれの品目によって適温が異なるので、冷蔵庫ごとに設定温度を変えて振り分けます。冷やすと傷みやすい品目については、常温環境の中でも比較的涼しい場所や温かい場所などを選んで保管します。
また、パックの際は傷みがないかをひとつひとつ目視で確認し、梱包の際はお客さまの元にお届けするまでに傷まないように、品目ごとの重さや固さを考慮して箱に入れる順番を考えます。収穫の終盤時期や天候の影響などで入荷時の状態が良くない場合は、生産者にフィードバックをすることで、次回入荷時までに改善できることがないかを調整します。
主食であるお米は他の食品に比べ食べる量が多いと考えられるため、より一層品質管理に気を付けています。お米は種子でもあるため、収穫後も呼吸を続けています。保管の温度や湿度の条件により、お米の呼吸が活発になり鮮度が落ちることがあります。そのため、産地から届いた玄米はパックするまでの間、温度12～15°C・湿度55～70％を維持した低温倉庫でいったん保管します。保管中おいて、一般的に行われる殺虫・消毒といった処理を行わないため、全ての行程で温度管理を徹底しています。
また精米は全て自社で行います。精米作業は他社に委託してしまうと自然栽培以外のお米が混入するリスクが発生します。また自社精米を行うことで石が含まれていないか、割れたお米が多くないか、変色していないかなどお米の状態がよくわかり、生産者にフィードバックすることもできます。
偽りのない細かな情報をお伝えしていくことも、品質を保つ上で大切です。どのような想いで商品を作っているのか、どこにこだわりがあるのか、その背景を出来る限りお伝えすることで、まずは多くの方につくり手の想いをイメージしていただきたいと考えています。そして実際に使用した際に得られる五感の情報が加わることで、よりダイレクトに想いを感じてもらえれば幸いです。その他、使用している原材料や製法についての情報も出来る限り詳細に開示することで、お客さまに安心して商品を選んでいただきたいです。さらに、お客さまからいただくお声をつくり手にもお伝えすることで、今後のものづくりの参考にしていただいたり、モチベーションの向上にも繋げていきたいと考えています。
このようにひとつひとつの商品と向き合うことで、つくり手とお客様を繋ぐ役割を果たします。
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