僕の手づくり歳時記 「かしわ餅」~端午の節句・かしわの葉っぱもすくすく大きく…なってきた?~ | ナチュラル・ハーモニー
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きほん情報

醗酵のことおふくろ男子(井上智晃)

僕の手づくり歳時記 「かしわ餅」~端午の節句・かしわの葉っぱもすくすく大きく…なってきた?~

2020.04.26

           

こんにちは!おふくろ男子です^^
5月、新録が心地よい季節がやってきましたね♪

子供のころは毎年家族で旅行したものですが、社会人になってからはほぼ毎年仕事^^:

…で、なかなかのんびりする機会はなかったのですが、その分、行事は楽しむように心がけています。

ええ、お察しの通り、主に食に関してですね(笑)

と、いうわけで今回は「かしわ餅」についてお話ししたいと思います。

かしわ餅というと、上新粉で作ったお餅に餡を挟んでかしわの葉で包んだ和菓子で、全国で食べられているものかと思います。

その歴史を紐解いてみると、奈良時代に唐菓子の一つとして伝来したもので、室町時代の末期頃には庶民の中に広まっていき、5月5日端午の節句にちまきとともに供えられるようになったのは江戸時代中期頃に江戸を中心に全国に広まっていきます。

かしわの葉は新芽が育つまでは古い葉っぱが落ちないことから、「子孫繁栄(家系が途切れない)」という縁起を担いで使われるようになったそうですが、古来から食器や菓子器として使われていたそうです。
江戸で生まれたこの文化は、参勤交代で江戸から日本全国に行き渡ったといわれていますが、前述のように奈良時代に伝来した唐菓子がすでに広まっていたので文化が融合する下地が出来ていたのかな~と思います。

ただ、かしわの自生が少ない地域ではその他の葉っぱを用いて(例えば近畿以西では、かしわの葉っぱの代わりにサルトリイバラの葉で包んだものなどですね。)そのお菓子が作られていたので、今でも他の葉っぱで作られている地域もあります。(それぞれ様々な名前で呼ばれています)

近年では、韓国や中国からかしわの葉が輸入されるようになり入手しやすくなったので、全国的にかしわの葉で包んだかしわ餅が主流になっている反面、コスト削減のためにかしわの葉を象ったビニールシートでお餅を包んだものなんかもあったりしますよね。

また、中身は、小豆餡や味噌餡がポピュラーですが、京都では白味噌餡があったり、お餅がよもぎ餅になっているものもあったり、若干カオス感が漂っていますが、どれも美味しいのは間違いない(笑)

そんな素敵な「かしわ餅」、どうせ作るならかしわの葉っぱを自分で採取して作りたいなと思い、昨年からベランダでかしわの木を育てたりしております(笑)

この写真、4月下旬に撮影したものなんですが…

ご覧の通り葉っぱが…小さいのです。(去年の葉っぱは残ってます♪)
というか新芽ですね^^;

それもそのはず、江戸時代の暦は旧暦でしたので、5月5日は新暦の6月上旬だったりします。
本来ならばかしわの葉っぱも大きく育っているはずなのに、この時期の葉っぱはまだまだ小さいのです。

なので、新暦に合わせるため1か月早く葉っぱを用意しなければならなくなったメーカーさんは、輸入されたものや、前年の6月に収穫したものを、蒸して殺菌して乾燥させたり、真空パックで保存したり、翌年の端午の節句に販売できるように準備せざるを得なくなってしまい、茶色い葉っぱで包まれたかしわ餅が誕生することとなったわけであります。(本来のかしわ餅の葉っぱは緑なのです。)

最近では真空パックの技術が向上して緑色のまま保存できるようになってきているので、緑色の葉っぱに包まれたかしわ餅も復活してますが、江戸時代に食べられていた、新鮮な葉っぱで包まれたかしわ餅は葉っぱの香り高く、今市販されているものとは一線を画すものだな~と思います。去年の6月に作ったかしわ餅、美味しかったなぁ…

と、いうわけでお腹が空いてきましたので実際に作ってみたいと思います。
(葉っぱは無いですが…)

材料は上新粉(うるち米の粉なので自然栽培の米粉を使ってます)と砂糖、餡と葉っぱですね。
小豆餡はこしあん・つぶあんどちらでも美味しいですが、やはりハレの日に食べるのはこしあん!
という事でこしあんを用意。手間暇はかかりますが自分で作ると美味しいのです♪

まず、米粉と砂糖を混ぜ合わせ、熱湯を回し入れ混ぜます。

ダマになりますので手早く混ぜ、

粉っぽさが無くなるまで捏ねるのですが、このタイミングでの捏ねが甘いと出来上がりがポソポソしますのでよ~く捏ねます^^

2~3個に切り分け10分程蒸します。

お餅を蒸してる間に、こしあんを作る数の分丸めておきつつ…

蒸しあがったものをもう一度しっかり捏ねます。
熱いのでやけど注意!(クッキングシートで包んで捏ねると手にくっつかなくて捏ねやすい^^)

捏ねたものを等分して薄めに伸ばし、

あんこを挟んで、かしわの葉っぱで包んだら完成!

今日はまだ葉っぱが無いので、手ごろなサイズのほうれん草で代用(笑)

と、いうわけでかしわ餅いかがでしたか?

5月5日に食べるのも良いですが、旧暦に作って、昔の人々の営みに思いを馳せてみるのも良いものですよ。
僕は、新暦・旧暦のどちらも楽しみたいと思いま~す(笑)

ナチュラル・ハーモニー
おふくろ男子 井上 智晃

今回使った材料(クリックすると商品詳細ページに移動します)
米粉
砂糖
小豆

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このコラムを書いた人

井上 智晃(おふくろ男子)

「おふくろ男子」と呼ばれる人気漬物教室の講師。天然菌の醗酵食品を通じ、菌と共に生きている事を得心する。手作りしてどう出来るのかを知るのが大好き。(勿論、食べるのも!)井上菌絶賛散布中!

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