不破 孝太さん | ナチュラルハーモニーの宅配
 

ico

生産者紹介

ナチュラルハーモニーの食材や食品をつくる
つくりてに話を伺いました。

チュラルハーモニー産地担当になり、生産者へ転向 チュラルハーモニー産地担当になり、生産者へ転向

#01 千葉県山武市不破 孝太さん

ナチュラルハーモニー産地担当になり、生産者へ転向
自分が変われば土が変わり、土が変われば作物が変わることを実感

 2004年、ナチュラル・ハーモニーの宅配事業が立ちあがり、2006年12月には東京から千葉県に拠点を移した。
 その中に、当時社員だった不破 孝太さんの姿もあった。もともと職人気質で、ものづくりに興味があった不破さん。
 産地担当だったこともあり、農家と接するにつれ、徐々に「農業をやりたい」という気持ちが強くなっていった。 「最初は、農業をやるなんて思ってもいなかったです。でも、やっぱり自分で何かを作るという仕事が好きだったんですね」

 ゼロからのスタート妻からの言葉が背中を押した

ゼロからのスタート
妻からの言葉が背中を押した

一から新規就農して取り組むことは決して楽なことではない。不破さんも悩んだ。
そんな時、妻の瑞穂さんがいった。
「やってもいいよ、農業」
 その言葉を「やるならちゃんとやって」と背中を押し決意を促す言葉だと受け止めた。すぐに長男 大輔くんが誕生し、不破さん一家の畑に向き合う日々が始まった。不破さんの決意は、ますます深まっていった。「当初は、かなり自己催眠をかけました。ゼロからのスタートなので、ちょっとでもだめだと思ったらできなくなりますから。とにかく自分を信じ込ませることに徹していました」

2011年の震災―この土地に根を張ろう

 最初の転機は2011年の震災だった。農業を一緒に取り組んでいた仲間が、震災を機に千葉を離れる選択したのだ。
 心が揺れた。しかし、悩んでいるんだったら被災地に行ってみろとある人に言われ、夫婦で震災後間もない陸前高田へボランティアに向かった。
 2人は衝撃的な光景を目の当たりにする。人の生活が営まれていたとは思えない光景だった。住居であっただろう建物は、鉄骨があらぬ方向に折れ曲がっていた。めちゃくちゃになった田畑を見て、農家としていたたまれなかった。
 避難所にもいった。そこには、変わらず陸前高田で生きていこうとする人たちがいた。不破さんは思った。「自分の悩みなど、この人たちの比じゃない……。自分には家も土地もある、家族もいる。贅沢を言うことはない、一人でもやろう。この土地に根を張ろう」不破さんは決意した。

2011年の震災―この土地に根を張ろう

就農して3年目まで病気が絶えなかった。さつまいもが全く育たなかったり、大根が虫に食われたり、空豆がアブラムシで全滅したりもした。

 就農して3年目まで病気が絶えなかった。さつまいもが全く育たなかったり、大根が虫に食われたり、空豆がアブラムシで全滅したりもした。
 新規就農者が借りられる土地は、決して条件のいいところばかりではなく、むしろ悪いところも多い。借りた畑の中にも、肥料や農薬など土にとっての異物が大量に畑に投入されてきた場所がある。不破さんは縁のある土地に向き合うという気持ちで取り組みを続けた。
 血の気が引くほど、もうだめかと思うこともあった。今月生活できるだろうか、そう思ったこともあった。しかし、だめなものはだめなのだ。あきらめて切り替えることを覚えた。
 農家の仕事は、当然のことながら9時から5時の定時で終わるものではない。夜中の2時に起きて畑に出ることもあったし、真っ暗になるまで仕事をすることもあった。しかし焦りのある無理は時に事故につながる。機械に指を挟んで大けがをしたこともあった。それでも翌日には畑に立った不破さんだが、自分を戒める大切な経験となった。

理想を知っていてもなかなか
目を向けることが
できなかった土づくり

 自然栽培の基礎となる土づくりでは、土へ投入されてきた肥料や農薬などの成分を取り除き、植物の力で作物が育つ土壌を作ることが重要になる。
もちろんそのことを知ってはいても、一人で作業をこなすことに必死な不破さんは、土づくりになかなか目を向けることができなかった。  

 しかし、病気が続く作物の状況をみて意識が変わった。麦などの作物で土の汚れを取り除き、腐植を入れることを意識するようになると、徐々に作物の表情が変わってきた。自分が変われば土が変わり、土が変われば作物が変わることを実感した瞬間だった。

 日焼けした肌の奥で目を輝かせた不破さんが言う。
「時折、いろんなことを考えて眠れない夜もあります。でも、無から有を生みだすような自然栽培ってやっぱりいい」
 瑞穂さんが言葉を添える。「これまで乗り越えてきたんだから、もう大丈夫だよね」
二人の言葉から、家族で一歩一歩進もうとする、静かな意志を感じた。

生産者紹介一覧にもどる

まずは食べてみたい方へ

まずは一度食べてみたいという方には
お気軽にお試しいただける
野菜とお米のセットをご用意しています。
自然栽培の素材の力を
感じてみてください。

image