この記事は、オンラインストアにてアーカイブ動画を販売している「電気と自然エネルギーのお話会」の参加レポートです。
いつもありがとうございます。スタッフのひかりです。
私たちの生活に必要不可欠な存在となっている「電気」。
火力発電由来のエネルギーを使い続けると地球温暖化が進行し、異常気象や食糧危機など命に関わる問題に発展してしまうともいわれています。電力自由化となり自分で電力会社を選ぶことができるいま、皆さんはどのような視点で選んでいらっしゃいますか?
今回は自然エネルギーが主電源となる未来を目指し、地球にやさしい電気を「つくる」「とどける」事業を手掛けるハチドリ電力代表、ハチドリソーラー株式会社代表取締役の池田将太さんのお話を聞くことができました。
火力、風力、原子力、太陽光、水力、地熱…と様々な発電方法があるなかで、太陽光発電は実際環境に良いのか、パネルを設置することはハードルが高いなと感じていた私にとって、現時点での太陽光発電のメリット・デメリットを知る良い機会となりました。
第1部では、地球温暖化に立ち向かう「ハチドリ電力」「ハチドリソーラー」の仕組みについて。
まず、池田さんが所属する「株式会社ボーダレス・ジャパン」は、社会課題を解決するためのビジネスしかしない企業で、社会課題解決にどれくらい影響を及ぼしたかが大事な指標となっている、というとても珍しい会社だそうです。
資本主義社会では、企業を中心とした経済活動によってもたらされる利潤の追求・効率を優先した結果、取り残された人たちや状況(社会課題)が生まれました。そこで、今の社会で多くを占めるようになった、企業で働くビジネスマンこそが社会課題に取り組むべきであり、ビジネスのあり方を変えたいと考えていらっしゃるとのこと。
池田さんは、様々な社会課題のなかの「地球温暖化」を解決するため、原因となるCO2排出量で「電気」が大きな割合を占めていることに着目しました。今では日本で唯一の自然エネルギー100%の電力事業によって、みなさんが普通に暮らしながら環境に貢献できる仕組みを構築中だそうです。
質問コーナーでは、「太陽光発電は本当に環境に良いのか」「森を壊さないのか」といった環境負荷に関することが話題の中心に。太陽光パネルの「廃棄」について皆さん興味をもたれていましたが、池田さんのわかりやすい解説でかつては環境への負荷があったこと、最新技術である程度解決できていること、今後への課題をそれぞれ理解することができました。
例えば、太陽光発電は発電所の製造から廃棄に至るまでの過程で排出されたCO2を約2年で回収でき、その後の28年はCO2を回収する側にまわると知り、具体的な数字でCO2の排出と回収について解説されていたのが分かりやすかったです。
今後は、下敷きのような軽量の太陽光パネルが普及するかもしれないということで、薄く軽量化したパネルになると設置場所の幅が広がり、身近な場所に太陽光パネルが現れるのかなと今後の動向が楽しみです。
第2部は、池田将太さんとナチュラル・ハーモニー代表の河名秀郎の対談が行われました。
池田代表や河名代表の理想のエネルギー供給の形について、それぞれの立場からのお話を聞くことができました。自然と調和した暮らし「ハーモニックライフ」をすすめる河名代表が自宅の屋根等で発電する際の電磁波の人体への影響について尋ねると、パワーコンディショナーという電気を変換する機械を屋外に設置するといった電磁波を軽減する工夫があることを教えてくれました。
また、河名代表が懸念する太陽光パネルと除草剤の問題も話題になり、パネルのまわりは影にならないよう除草剤が撒かれるという方法がすすめられてきた事実を知りました。一方で池田さんは除草剤を撒かずに発電する方法を示し、環境に良い取り組みを行うということは貫いていきたいと仰っていたので心強い印象を受けました。
エネルギー業界と農業・食の業界。一見異なる業界のように思いますが、お二人の話を聞いていると、「よりよい地球を未来へつなげる」という点で両者に共通する点がいくつかあり、それぞれの取り組みの発展に期待が膨らみました。
こちらの動画は現在アーカイブ配信中です!
次の世代へよりよい地球の状態でバトンを渡すために、一人ひとりの力で地球温暖化という世界規模の問題も解決していくことができるという池田さんたちの強い思いをぜひ皆様にも感じていただきたいと思います。 「太陽光発電」や「自然エネルギー」にご興味のある方はぜひご覧いただき、地球環境への負荷を考慮したうえで今後電力会社を選択する際に役立てていただけたらと思います。ぜひご覧ください。
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