ライフジャーナル「いじめ問題の意外な本質」 | ナチュラル・ハーモニー
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きほん情報

暮らしのことライフジャーナル(大類久隆)

ライフジャーナル「いじめ問題の意外な本質」

2021.06.25

ハーモニックライフ(調和する生き方)という観点から、ナチュラル・ハーモニーの商品部、大類(おおるい)が世の中について考察するライフジャーナル。

今回は、仕事や学校のお悩み調査でも上位にあげられることが多い「人間関係」について考えてみました。

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「いじめ問題の意外な本質」

人との関係は心の関係
自分自身との向き合いかた

どこで生まれ育ち、どこで暮らそうとも人間関係から逃れられることはありません。親子に始まり、友人や職場の仲間、趣味の繋がりもあるでしょう。人間関係は大切と思いつつも、逆に最もストレスになる原因も人間関係ですね。ある意味世の中のほとんどの悩みは、人間関係といってもよいかもしれません。そんな人と人の関わりにおいて最も大切なことについて書いていきたいと思います。

例えば、ニュースでもよく取り上げられている「いじめ問題」は、決して学校の中でだけ発生するものではありません。人間が集まるところ、つまり会社や地域社会の中でも起こりうることです。いじめ問題については、教育関係や医療関係、はたまた犯罪心理の専門家など様々な分野の人が意見を寄せているのを散見します。どの意見もなるほどと思える専門家らしい意見ですが、果たして本質を捉えているものがどのくらいあるでしょうか?どれが正しくてどれが間違っているということではなく、いかに原因となる心の状態に深く踏み込んでいるかが大切だと思っています。

子供のいじめと大人のいじめは単純に場所が違うだけで、問題の本質は変わらないと私は思っています。では子供が子供を攻撃するとき、そこにはどのような心理が働いているのでしょうか。まず、なぜ攻撃したくなるのかという部分ですが、そこにはある種の拒絶心が働いています。つまり、そこに自分が最も嫌悪する許しがたい状態や人がいると感じる心です。さらに正確にいうと、自分の中にあってはならない状態をそこに見出しているということです。自分勝手なものの見方だと思われるでしょうが、本人にとっては、そう反応せざるを得ない心の状態がそこにあると考えています。

では、自分の中にあってはならない状態とは?
それは、本人が幼少期から許されなかった行為ということです。多くは親から必要以上に厳しくとがめられたり非難された事柄について、心の中で無意識にそれを拒絶するようになります。例えば食べるのが遅い、服を着るのが遅い、はっきりと喋らない、歩くのが遅いなど、行動や言動について不条理なほど厳しく言いつけられたことを「悪いこと」として、その自身の性格や行動を忌み嫌うことになっていきます。そうしないと親に愛されない、受け入れられないと感じるからです。これが心理的な核心部分と考えますが、もちろん例外も必ず存在するでしょう。また、学校内のいじめというのは、発端となる中心人物がいて周りが同調することで、集団化・陰湿化しやすくなる構造です。

一方で、いじめられる側には「自分を上手く表現できない」「自信がない」といった苦手意識が強く存在します。それが行動として周りから認識されると、いじめる側からの攻撃対象となり関係性が成立してしまいます。私が考える典型的ないじめ問題の本質がここにあります。いかに幼少期の親子関係が大切であり、親の身勝手な都合でとった態度が後にこのような結果を招く可能性があるということです。



さて、ではその問題をどのように解決するかは子供であっても大人であっても、「自分の心に向き合えるかどうか」が鍵になります。結論からいえば、自分自身の性格の中で最も忌み嫌っている部分は何かをまず認識するこ
とです。そしてその原因となった体験は何であったか、それが理解できるようになると、他人を攻撃せずにいられないほど思い込んでいた原因が、実は最も忌み嫌う自分の性格を相手に投影していたことに気が付きます。も
ちろん、このプロセスは個人差もあり、紐解いていくことはそう簡単な作業ではありません。場合によってはとても苦しみを伴うこともあり、専門家の力を借りてじっくりと取り組む必要があります。

ある意味、これらは「自己を肯定する」プロセスです。あらゆる内面の問題に応用することが出来ますが、自己を肯定することとは自分の性格や感情を認めて赦すことでもあります。いじめ問題以外にも、人間関係の中には暴力にまで及んでしまう関係性があります。家庭内暴力もそうですね。それぞれ心理的な原因や状況も違うと思いますが、家庭内暴力について機会があればあらためて触れてみたいと思います。

暴力や暴力的な言動は決して許されるものではありません。たとえどのような状況であっても容認することは出来ませんが、一つの見方として、暴力でしか訴えられない本人の抑圧された感情や心理的な葛藤が常にあります。

つまり、本人の心の奥底には「自分は被害者であり助けて欲しい」という心の叫びがあります。いじめた側が被害者?到底受け入れがたいと感じる人もいると思います。無理もないことですが、根本的な解決をするためには、いじめる側の心のケアを考えないと本当のいじめ問題の解消には繋がらないでしょう。

人間は、少なからず他人を評価しながら生きています。ときに必要以上に厳しく見てしまうことがありますが、それが適正かどうか自分自身の嫌っている部分を相手に投影していないか、ぜひ観察してみてください。自分の心に向き合うことは、ときとして多くの恩恵を得ることに繋がります。
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このコラムを書いた人

大類 久隆

商品部担当。とにかく何でも調べるのが大好きです。自称、社内一の加工食品オタク。食べることも忘れて日夜奮闘中……?

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