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代表のつぶやき

代表のつぶやき

「念願の木灰石鹸誕生か」

2017.09.10

各地の生産者を訪ねたり、セミナーでお話ししたり……。
ナチュラル・ハーモニー代表 河名 秀郎が、日々思うこと・考えることを、自由に・本気で綴ります。

これまで、かねてから「より自然に近い石鹸を」とみなさんにご紹介できるようにと、木灰で作られた石鹸を探してきた経緯があります。

 アフリカなどでは未だに手作りで生産している地域があって、その商品を販売したこともありました。しかし価格や使い勝手のことなど、なかなか思うように定着できていませんでした。そこで日本のどこかのメーカーさんで作ってもらうことはできないかと、いろいろお声がけしてきたのですが、なかなかそんな非効率な石鹸作りに乗ってくれるメーカーさんはいない……。やはり無理があるかなぁと半ば諦めていたのが現実です。

なんで木灰なのか? それは石鹸の誕生に木灰が大きく関わっているからです。古代ローマ時代の初めごろ、サポーという丘の神殿で羊を焼いて神に供える風習があったそうです。したたり落ちたその羊の脂と灰が雨に流され、それが川に堆積して土の中に石鹸らしきものができたと言われています。そしてその石鹸がしみ込んだ土は汚れを落とす不思議な土として珍重され、いわゆる洗剤として使われだしたわけです。まあよくその土を見出しましたよねー。昔の人の観察力には頭が下がります!

石鹸は油脂をアルカリ剤で煮るとできるのですが、この場合は木灰が脂を煮るアルカリ剤の役目を果たしたわけですね。英語で石鹸を意味するソープは、この丘の名前から取ったといわれているんですって。

現在の石鹸は、というとアルカリ剤として木灰ではなく、水酸化ナトリウム(固形石鹸)・水酸化カリウム(液状石鹸)を使います。その代用の水酸化ナトリウム、別名苛性ソーダは非常に強いアルカリ性の劇薬で、苛性とは皮膚をただれさせるという意味があるとか。石鹸成分には残らないとはいえ、このような劇薬を使わないで石鹸が作れるのならそれに越したことはない! そしてきっと使い心地もいいことだろう! そんな思いで、時が来ることを願っていました。

そして遂に、わざわざ木灰を用意して手間暇かけて石鹸を作ろうというメーカーさんがサンプルを持ってきてくれたんです!

その石鹸の色は茶色で、普段とは見慣れない色をしていましたが、これが自然と言えば自然。そして、固形ではなく液体状。その理由として、灰で化学変化させて石鹸をつくる場合、固形は難しく液状タイプの方が商品化しやすいそうなんです。

通常、液状(脂肪酸カリウム)の方が固形(脂肪酸ナトリウム)より刺激が強いと、固形をあえて選ぶ方もいらっしゃると思いますが、実際私も使ってみたところ刺激もなく、非常に良い出来に驚いている次第です。

試作段階から製品化に向けて、まだまだ時間を要するとは思いますが、幻の石鹸誕生も夢ではないと思っています。

より自然なライフスタイルを! また一つ、喜びが増えました。

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このコラムを書いた人

河名 秀郎(ナチュラル・ハーモニー代表)

1958 年東京生まれ。大学卒業後、会社員を経て農家で1 年間の研修を受ける。その後ナチュラル・ハーモニーを設立し、自然栽培の青果販売を始める。スーパーやレストランなどへの卸売業・自然食品店・自然食レストランを手がける。生産者および消費者に向けて各種セミナーを主催。自然の摂理から学ぶ生き方・暮らし方の普及に力を注ぐ。

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