【スタッフブログ】1993年の冷夏の思い出 | ナチュラル・ハーモニー
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宅配より

宅配より

【スタッフブログ】1993年の冷夏の思い出

2019.07.20

みなさん、こんにちは。
ナチュラル・ハーモニーの弓野です。

今年の梅雨は1993年以来の日照不足と言われています。
1993年の冷夏はとても印象に残っています。当時、
私は大学3年生でした。
「平成の米騒動」とも呼ばれ、当時の米の収穫量は
1,000万トンでしたが、冷夏の影響で800万トンを
下回る事態になり、当時の細川内閣は米の緊急輸入を
行うことになりました。
国是として「米は一粒たりとも輸入させない」とし
米の全面輸入禁止を行っていましたが、中国や
東南アジア等から緊急輸入する措置になりました。

輸入米で多かったのは、タイから輸入された
長粒種米(日本の米は短粒種米)でした。
同級生が「タイ米は安いから醗酵させてみよう!」
と誘ってきたので、タイ米で実験してみました。
土壌肥料研究室にデシケーターという薬品等を保管する
ガラス容器がありました。念入りに洗い、蒸留水を
ふんだんに使い洗浄し、蒸したタイ米・イースト菌・水を
入れ常温に置きました。タイ米は澱粉が少ないため
醗酵が弱かったのとアルコール濃度を上げるため
砂糖を加えました。
するとあっという間に醗酵が進んだので、醗酵を抑えるため
ペットボトル容器に入れ冷蔵保管しました。
冷蔵庫内でも醗酵が進み、容器がパンパンに腫れ上がり
「破裂するかもしれない」とみんなで慌てていました。
そこで、ガス抜きをしようとキャップを少しひねった瞬間、
天井まで中身が勢いよく吹き上がり実験室内は醗酵臭で充満し
悪行がばれました。その時に醗酵というものの威力を
思い知りました。醗酵の威力を身を以て知ったのと、
その後に訪れたバカ騒ぎの後始末を思い知りました。
(みなさんはマネをしないでくださいね)

先日、野菜の集荷を委託している運送業者のトラックが
故障したため、急遽、当社の2トントラックで茨城県内の
集荷に行くことになりました。

報道等で日照不足の話題が多くなり、キュウリやナスの
値段が高くなったなど連日のように話題になっていることもあり、
運転しながら各地の畑を気にしながら見ていましたが、
顕著な影響は出ていないように思えました。
ところがその中でタバコの葉の畑に異変が見られました。

遠くからでも良くわかる位、葉が黄色くなっていました。
一か所だけではなく、運転しながら見える畑の全てが
同じような状況でした。
写真ではわかりにくいと思いますが、実際に見ると
元気がないのがよくわかります。

日照不足の影響もありますが、雨が長く続くと土壌中の水分が
多くなり、根の呼吸が妨げられるようになります。
一般的には、「根痛み」「根腐れ」と言われる状態となり、
葉が黄色くなることや花や実を自ら落とす生理落下という
現象が起きます。人で言うと「お腹を壊している」ようなものです。
お腹の調子が悪いのが続くと痩せていくのと同じです。
植物の根は動物の腸を裏返しにしたものと言えるかと思います。

この後、梅雨明けしても根が既に弱ってしまっているため、
これからどの程度まで植物の回復が見込めるかわかりません。
生産者にとっては非常に悩ましいところです。

ナチュラル・ハーモニーの宅配 産地担当 弓野  博伸

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