カテゴリーを見る
Ogの服は、タイを中心とした東南アジアの村々で作られています。
その衣服は、綿や麻などの自然素材を使い草木染めされた、シンプルなデザインと思わず触れたくなるような風合いが特長。
藍や黒檀で染められたTシャツや、無農薬綿の手織りスカーフやショール、ワンピースなど…。一つひとつ眺めていると、現地の空気やつくり手の人のあたたかみ・息づかいが今にも聞こえてきそうな「温度」や「表情」にはっと気づかされます。
代表の小倉猛斗さんが、無農薬コットンをつくる村の存在を知り、実際に訪れたときの様子をウェブサイトで記載しています。
「織をお願いしているカレン族の村へ初めて行ったとき、棉の収穫から布が出来上がるまでを教えてもらおうと、気持ちが昂っていた。到着後、すぐ畑に連れて行ってもらった。
畝があって整然としている畑を想像していたら、一見普通の野原だった。
だがよく見ると棉がなっていたり、陸稲の刈り取った後があったり、バナナがあったり。
収穫期の最後だったので、ちらほらと残る棉を摘んで、それと一緒にバナナをもいで、何かよくわからない葉っぱもとって、それはその夜の夕食にならんだ。
自分がお世話になっていた家には、いろんな人が来て、よく井戸端会議をしていた。
誰かが来ると糸紡ぎや機織りをしていた手を止め、話が終わるとまた手を動かす。
すごいことを教わるつもりでいたら村ではそれが日常の風景、当たり前の毎日。
そのギャップが、その時の自分には大きな出来事だった。」
そこが出発点になり、タイやベトナムの衣や布ものを紹介する仕事を始めた小倉さん。
高温多湿な自然環境の中でも、風をはらみゆったりと着ることができる素材と形も魅力です。
日常的な風景から生まれるものだから、特別な装いというよりは身近なものとして着る。モノとしての付き合いというよりは、身に纏うことでその人の一部となる…。
「普段の暮らしの中に綿や麻の素材感、手織りの風合い、草木染の色味を感じて欲しい…。」
Ogの衣服には、そんな願いが込められています。
ナチュラル・ハーモニーの直営店舗では、期間限定で展示販売を随時開催しています。見かけた方は、ぜひ手にとり触れてみてください。
※Ogは、店舗は持たず全国のギャラリースペースやカフェで展示販売を行っています。
new articles
