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代表のつぶやき

代表のつぶやき

「自然栽培の素材を育て和紙を漉く職人」

2017.07.7

 ナチュラル・ハーモニーで毎年作成している旧暦カレンダーをご存知ですか?
 「月の動きを生活に取り入れよう」というコンセプトで1ヶ月の始まりは新月からという流れと現代の新暦と同時にわかるようなカレンダーになっているんです。その素材の和紙に、ナチュラル・ハーモニーのこだわりがあるんです。

 それは和紙の放つ自然界からの力というか、優しさというか、エネルギーというか……。普段、自然に順応して生きるというライフスタイルの提案もさせていただいていますが、こんな和紙を部屋に飾って空間に変化をもたらしてほしいという思いがあったんです。

 私が出会ったのは、高知県梼原(ゆすはら)の和紙職人ロギール・アウテンボーガルトさんの和紙です。日本の和紙に惚れ込み、オランダから1980年に来日。日本各地の手漉き和紙工房を視察したのち、高知県にて紙漉き修行を始めたという本気度100%の職人さんです。彼は田畑を作って自給自足生活をしながら紙の原料である楮も栽培しており、紙を漉く際に使われている接着剤にも彼が譲れないこだわりがあるんです!
 そのこだわりとは薬品や防腐剤に頼らないということ。手漉き和紙を作製する際に使われるトロロアオイという植物の根も自ら栽培されています。秋に収穫したトロロアオイを、深く掘った土の中で保管しておき防腐剤を使わなくとも通年使用できるようにしています。
 トロロアオイの根を細かく潰し、水に漬けておくとネバネバの液が出来ます。これを「ネリ」というそうです。このネリの働きによって繊維を均等に分散することができ、そして長い靱皮繊維同士を絡ませることで、強度の強い紙ができるそうです。近年では合成ネリや様々な薬品を使用することもあるなか、それらを使いたくないというこだわりが彼ならではの質感を生みだしているように思います。

ロギールさんと出会った当初、楮の栽培において有機肥料を使われていました。自然栽培のお話をさせていただいたら、すぐに納得されスパっと有機肥料をやめて自然栽培に切り替えてしまうという自然観・直感力を持ち合わせた方だと私自身惚れ込んでしまいました。それ以来、ナチュラル・ハーモニーの直営店でもロギールさんの和紙の展示会やワークショップを開催させてもらっています。

そんな彼の展示会が東京京橋で開催されています。「高知県梼原町の和紙職人 ロギール・アウテンボーガルト × 建築家 隈研吾」レセプションに顔を出したのですが、展示ブースに入ったらまるで土の中のような、洞窟の中のような。ギャラリーがまるで生きているような躍動感に包まれているんです!場所は東京都中央区京橋3-6-18 LIKIL GALLERY(休館水曜日)。夏休みはあるようですが9月26日まで開催していますので、お近くに行かれることがあれば是非体感してみてください。

自然の植物の力、そしてその恵みは、食べ物だけのことではない! 一枚の紙からも感じることができるんだ! そう改めて感じた時間でした。

彼の手漉の和紙はナチュラル&ハーモニック プランツでも販売していますので、ぜひ手に触って感じてもらいたいです。たまにはロギールさんの和紙で大切な方に手紙を書いてみるのはいかがですか?

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このコラムを書いた人

河名 秀郎(ナチュラル・ハーモニー代表)

1958 年東京生まれ。大学卒業後、会社員を経て農家で1 年間の研修を受ける。その後ナチュラル・ハーモニーを設立し、自然栽培の青果販売を始める。スーパーやレストランなどへの卸売業・自然食品店・自然食レストランを手がける。生産者および消費者に向けて各種セミナーを主催。自然の摂理から学ぶ生き方・暮らし方の普及に力を注ぐ。

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